カソードはピン1、コンデンサの+もピン1
誰に向けた話かは分かりませんが、これが IPC の規約です — 表面実装は IPC-7351B、スルーホールは IPC-7251。フットプリントがそう作られているのですから、当然シンボルも同じでなければなりません。ダイオードのカソードはピン1、有極性コンデンサの+もピン1です。
大した違いはないように見えるかもしれません。しかし製造・デバッグ・テストでは違いが出ます。
なぜピン1なのか
ダイオードの極性と向きは回路図から読み取られます。IPC-7351B と IPC-7251 の Zero Component Orientation(ZCO)は、フットプリントを回転0度に置いたとき、ピン1すなわちカソードが左側に来ることを求めています。その後のすべてがこの前提の上に成り立っています。部品を搭載する装置も、それを測定する試験機も、後からネットリスト診断を読む技術者もです。
レポートではどう出るか
この問題が最初に表面化するのは、たいていダイオードの箇所です。実際の設計にあるリセット用ダイオード2点は、いずれも High として指摘されました。
シンボルのモデリング誤り:このシンボルはカソードをピン2に置いていますが、IPC-7351B(表面実装)/IPC-7251(スルーホール)はピン1をカソードとすることを求めています。マウンタと ATE は本体回転0度でピン1を基準に向きを決めます。フットプリント側をカスタマイズして辻褄を合わせても問題は残ります。ネットリスト診断はピン1を参照し、そのピン1はカソードとして認識されているのに、この設計だけが異なる扱いをしているからです。 Petr Dvorak 氏による Raspberry Pi CM4S キャリアの RESET セクション、D15 と D16(LRB520S-30T1G)に対する指摘。
ZCO を満たさないシンボルが指摘されるのは、そこから起こりうることのためです。レイアウトに誤りが残るかもしれず、実装で部品が逆向きに付くかもしれず、経験の浅い人が正しい部品を誤って不良と判断するかもしれません。一貫性を保つことが、その PCB に関わるすべての人にとって最も安上がりな道です。